50代からの親の家族葬ガイド

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家族葬に告別式は絶対必要?行わないやり方は可能なのか解説

家族葬に告別式は絶対必要?行わないやり方は可能なのか解説

家族葬に告別式は必要?基本の仕組みと省略の可否

家族葬に告別式は必要なのか、正直こんなに悩むとは思っていませんでした。

先日、私は母を家族葬で見送ったばかりなのですが、打ち合わせの段階で「告別式、どうしますか?」と聞かれて固まってしまったんですよね。

家族葬だから告別式はしない、火葬だけでいい……そんなイメージ、あなたも持っていませんでしたか?

ただ、これ、結論から言うと誤解なんです。

この段落では、家族葬と告別式の関係を整理しつつ、以下の内容を解説していきます。

  1. 家族葬でも告別式を行うのが一般的な理由
  2. 告別式という儀式そのものの意味
  3. 告別式を行わない家族葬のパターン
  4. 「家族葬」という名称だけで判断する危うさ

家族葬でも告別式を行うのが一般的

家族葬でも告別式を行うのが一般的

現在の家族葬の多くは、告別式を行います。

「家族だけの葬儀=儀式を省く」というイメージ、めちゃくちゃ根強いんですよね。

でも一方で、家族葬というのは参列者を限定する葬儀の形式であって、通夜や告別式をするかどうかとは別の話。

つまり「誰が来るか」が家族葬、「どんな儀式をするか」は二日葬・一日葬・火葬式という別の分類なんです。

私も最初はこのあたりがごちゃごちゃで、葬儀社の担当さんに説明されてようやく腑に落ちました。

家族葬は「参列者の範囲」を表す言葉

家族葬という言葉には、法律上の定義がありません。

一般的には、家族・親族・ごく親しい友人・生前特に親しかった知人など、遺族が招待した人だけで行う葬儀を指します。

家族葬という言葉自体は、通夜をする・しない、告別式をする・しない、宗教儀式を行う・行わないを決めるものではないわけですね。

そのため「家族葬(二日葬)」や「家族葬(一日葬)」という形が存在する一方、火葬だけになれば火葬式(直葬)という別の形式に変わります

倉橋
倉橋
「家族葬」はあくまで参列者の範囲を示す言葉。儀式の内容とは別で考えると分かりやすいですよ。

通夜・告別式・火葬まで行う二日葬が現在の主流

現在の家族葬で最も多いのが、二日葬です。

一般的な流れは、次のようになります。

順番 内容
1 ご逝去・搬送・安置
2 納棺
3 通夜
4 告別式・葬儀式
5 出棺
6 火葬
7 初七日法要(繰り上げることも多い)

一般葬との違いは、この流れそのものではなく参列者を限定していること、それだけなんです。

家族葬だからといって告別式を省くわけではなく、むしろ故人との最後のお別れとして大切にされている、というのが実態。

私の母のときも、まさにこの二日葬でした。

「告別式」とは何をする儀式なのか

告別式とは、故人と最後のお別れをするための儀式です。

宗教的な意味合いだけでなく、遺族や参列者が故人へ感謝を伝え、気持ちを整理する時間でもあります。

家族葬では参列者が少ない分、一人ひとりがゆっくり花を手向けたり、言葉を掛けたりできる。

これ、地味に大きなメリットだなと感じました。

葬儀式との違いと役割

「葬儀式」と「告別式」、同じ意味だと思っていませんでしたか?

実は本来、役割が違うんです。

儀式 主な内容
葬儀式 ・僧侶による読経
・引導
・宗教的な儀式
告別式 ・参列者との最後のお別れ
・焼香
・献花
・棺へ花を納める
・出棺

現在は両者を続けて行うことが多いため、まとめて「告別式」と呼ばれるケースも増えています。

読経が終わったあと最後のお別れをして、そのまま出棺するのが一般的な流れですね。

最後のお別れをする大切な時間

告別式では、棺へ花を入れたり、手紙を納めたり、故人の好きだった品を一緒に納めたりします。

火葬後には遺体と対面できないので、この時間は一度きり。

費用面だけを理由に告別式を省略すると、「もっとゆっくりお別れすればよかった」と後悔する人も少なくありません。

注意点

お別れの時間は取り戻せません。費用や時間だけで判断せず、後悔しない選択かどうかを一度立ち止まって考えることをおすすめします。

告別式を行わない家族葬はある?

結論として、告別式を行わないことは可能です。

ただし、その場合は家族葬ではなく別の葬儀形式として扱われるのが一般的。

特に混同しやすいのが、一日葬と火葬式(直葬)との違いです。

通夜だけ省略すると一日葬になる

通夜を行わず、告別式と火葬だけを行う形式が一日葬です。

参列者を家族だけに限定すれば、家族葬を一日葬で行うという形になるわけですね。

高齢の喪主、少人数の家族、遠方から来る親族が少ない、こういった理由から一日葬を選ぶ家庭も増えています。

告別式まで省略すると火葬式、直葬になる

通夜も告別式も行わず、火葬のみで見送る形式を火葬式・直葬と呼びます。

お別れの時間は短くなりますが、費用を抑えられる、準備期間が短い、高齢の遺族の負担が少ない、というメリットがあります。

一方で、菩提寺とのトラブル、親族から理解を得られない、お別れが十分にできなかったと感じる、といった後悔につながるケースもあるため、慎重な判断が必要です。

直葬なら安く済むって聞いたんですけど、実際どうなんですか?

費用は抑えられますが、搬送費や棺、骨壺、火葬料金、ドライアイス、安置費などは必要なので「半額以下になる」というのは言い過ぎ。

この点は次の段落で詳しく説明しますね。

「告別式なし=家族葬ではない」は本当か?

実際には、一概にそうとは言えません。

家族葬には法律上の定義がないため、葬儀社によってプラン名や呼び方が異なることがあるからです。

そのため、「家族葬」という名称だけで内容を判断するのは危険。

葬儀社によって呼び方が異なる場合

ある葬儀社では家族葬プラン(通夜・告別式あり)となっていても、別の葬儀社では家族葬プラン(一日葬)や家族葬プラン(火葬式)といった名称を使っていることがあります。

名称よりも、通夜があるか、告別式があるか、読経が含まれるか、火葬までの流れはどうか、を確認することが重要です。

正直、これを知ったときはちょっと驚きましたね。

同じ「家族葬」という言葉でも、会社によって中身がこんなに違うんだ、と。

契約前に内容を確認する重要性

葬儀プランを契約する前には、次の点を必ず確認しましょう。

  • 通夜は含まれているか
  • 告別式は行われるか
  • 読経や僧侶の手配は可能か
  • お別れの時間はどのくらい取れるか
  • 火葬のみのプランではないか
  • 追加料金が発生する条件は何か

「家族葬」という名称だけで契約すると、「告別式があると思っていたのに火葬だけだった」「読経が付いていなかった」など、想定との違いが生じることがあります。

後悔を防ぐためにも、プラン名ではなく実際に含まれる内容を確認したうえで契約することが大切です。

注意点

価格やプラン内容は地域・人数・宗派・施設条件によって変わります。最終的な判断は、契約時の見積書や説明書面で行ってください。

家族葬で告別式を省略するか~判断するポイント~

告別式を省略するかどうかは、正解が一つじゃない問題だなとつくづく思います。

費用や体力面の負担を軽くしたい気持ちもあれば、故人にちゃんとお別れしたい気持ちもあったり……。

この段落では、次の3つの視点から判断材料を整理します。

  1. 告別式を省略するメリットとデメリット
  2. 菩提寺との関係で注意すべき点
  3. 告別式を行うか省略するかの判断基準

告別式を省略するメリット

告別式を省略するメリット・デメリット

告別式を行わず、火葬のみ、あるいは火葬式(直葬)を選ぶことで、時間・費用・体力面の負担を軽減できます。

ただし「費用を抑えたいから」という理由だけで選ぶと、後悔につながるケースも少なくありません。

家族構成や故人の希望、宗教的な事情などを総合的に考えて判断することが重要だと私は思います。

費用を抑えられる

告別式を省略する最大のメリットは、葬儀全体の費用を抑えられることです。

告別式を行う場合には、式場使用料、祭壇費用、スタッフ人件費、会場設営費、受付用品、返礼品、飲食費、司会進行費などが発生します。

一方、火葬式(直葬)ではこれらが不要または最小限となるため、家族葬より費用は低くなります。

ただし、搬送費、棺、骨壺、火葬料金、ドライアイス、安置費などは必要なため、「告別式を省略すれば費用が半分以下になる」と考えるのは誤解です。

削減できるのは主に儀式に関わる費用であり、基本的な葬送費用は変わらない、というのが実態。

高齢の遺族の負担を軽減できる

高齢の配偶者や喪主にとっては、告別式を行わないことで体力的・精神的な負担を大きく減らせます。

通常の家族葬では、僧侶との打ち合わせ、受付対応、親族への挨拶、焼香案内、会食、出棺準備など、多くの対応が必要です。

一方で火葬式は儀式が簡略化されるため、長時間立ち続ける必要がない、多くの参列者への対応が不要、一日で終えられる、というメリットがあります。

喪主が80代以上、配偶者しか遺族がいない、子供が遠方に住んでいる、こういった家庭では大きな負担軽減につながるでしょう。

倉橋
倉橋
体力的な負担を軽くするための選択は、決して悪いことではありません。ご家族の状況に合わせて考えてくださいね。

告別式を省略するデメリット

一方で、告別式を行わないことで失われるものもあります。

費用や時間だけで判断すると、「やはり最後のお別れをきちんとすればよかった」と後悔するケースもあるため注意が必要です。

お別れの時間が短くなる

告別式は、故人との最後の時間をゆっくり過ごすための大切な場です。

一般的な告別式では、読経、焼香、献花、棺へ花を納める、最後のお別れ、出棺まで、およそ1〜2時間かけて進行します。

一方、火葬式では火葬場で短時間のお別れのみとなるケースが多く、故人と向き合う時間は10〜30分程度になることもあります。

もっと話しかけたかった、子供にも最後の姿を見せたかった、写真を飾る時間が欲しかった。

そんな心理的な後悔につながることがあるんです。

親族から理解を得られないことがある

親族の中には「最後くらいは正式な葬儀をしてあげるべき」という考え方を持つ人もいます。

特に年配の親族、地方に住む親族、本家にあたる家系では、告別式を省略することに抵抗感を持つケースがあるでしょう。

事前に相談せず決めてしまうと、「なぜ呼んでくれなかった」「ちゃんと送りたかった」「勝手に決めた」という不満が生じる可能性があります。

そのため、家族だけで判断するのではなく、近しい親族には事前に説明して理解を得ることが大切です。

私自身、叔母から「もっと早く相談してほしかった」と言われて、正直ちょっと気まずい思いをした経験があります。

菩提寺がある場合は特に注意

菩提寺がある家庭では、費用面よりも先に確認すべきことがあります。

それが、寺院の考え方です。

告別式なしを認めない寺院もある

寺院によっては、火葬式、告別式なし、読経なしという送り方を好まない場合があります。

仏教では葬儀が重要な供養と考えられている宗派も多く、「最低限の読経は必要」という考え方を持つ住職も少なくありません。

そのため、「費用を抑えたいので火葬だけにしたい」と決める前に、菩提寺へ相談することが重要です。

場合によっては、火葬場で読経のみ行う、告別式は簡略化する、など双方が納得できる方法を提案してもらえることもあります。

納骨前にトラブルになるケース

最も注意したいのは、納骨の段階です。

事前相談をせず火葬式を行った結果、「戒名を付けられない」「納骨を認められない」「正式な供養を行ってほしい」と言われるケースが実際にあります。

すべての寺院で起こるわけではありませんが、菩提寺がある家庭では十分注意すべきポイント。

納骨は葬儀後すぐではなく四十九日頃に行うことが多いため、その時点で問題が発覚すると対応が難しくなります。

注意点

菩提寺との関係は、後になってから修復しようとすると想像以上に大変です。火葬式や直葬を検討する場合は、早めの相談を心がけてください。

告別式を行うか省略するか判断する基準

家族葬で告別式を行うかどうかは、費用だけではなく、故人や遺族を取り巻く状況を総合的に見て判断することが重要です。

故人の希望や親族の人数で考える

次のような場合は、告別式を行う方が満足度は高くなりやすいでしょう。

状況 向いている選択
故人が生前に希望していた 告別式あり
親族が比較的多い 告別式あり
菩提寺がある 告別式あり
遺族がごく少人数 告別式省略も検討可
高齢の喪主で体力に不安がある 告別式省略も検討可
菩提寺がなく宗教儀式にこだわらない 告別式省略も検討可

このように、家族構成や価値観によって適した選択は異なります。

まさに十人十色、正解は一つではないんですよね。

迷ったら葬儀社へ確認したいポイント

判断に迷う場合は、葬儀社へ具体的に相談しましょう。

  • 告別式を省略すると費用はいくら変わるか
  • 読経だけ依頼することはできるか
  • 火葬前にお別れの時間を確保できるか
  • 後からお別れ会を開くことは可能か
  • プラン変更はいつまでできるか
  • 菩提寺との調整はサポートしてもらえるか

これらを事前に確認しておくことで、「思っていた内容と違った」「もっと確認すればよかった」という後悔を防ぎやすくなります。

私も母のときは、直前までそわそわして決められませんでした……。

その気持ち、すごくよく分かります。

迷うこと自体、決して悪いことじゃないと私は思います。

家族葬と告別式に関するQ&A

Q. 告別式をしないケースはどれくらいありますか?

A. 現在でも少数派です。

家族葬は「家族だけだから告別式をしない」と思われがちですが、実際には家族葬の多くは通夜・告別式・火葬まで行う二日葬で執り行われています。

告別式を省略する場合は、一日葬(通夜なし・告別式あり)、火葬式(告別式なし)のどちらかになることが一般的。

近年は高齢化や費用負担の軽減を理由に火葬式を選ぶ家庭も増えていますが、依然として「最後のお別れの場」として告別式を行う家庭の方が多いと考えられます。

Q. 通夜だけ行い、告別式は省略できますか?

A. 技術的には可能ですが、一般的な葬儀形式ではほとんど採用されません。

通夜は本来、翌日の葬儀・告別式へ続く儀式です。

そのため「通夜だけ実施、翌日は火葬のみ」という流れは一般的ではなく、多くの葬儀社でも標準的なプランには含まれていません。

一方、通夜を省略して告別式のみ行う一日葬という形式は、現在広く普及しています。

事情があって通夜のみを希望する場合は、対応可能かどうかを事前に葬儀社へ確認するとよいでしょう。

Q. 告別式なしでも僧侶に読経をお願いできますか?

A. 可能な場合が多いです。

火葬式や告別式を省略した葬儀でも、安置場所、火葬場、火葬炉前などで僧侶に読経をお願いできるケースがあります。

炉前読経、枕経、火葬前読経など、読経だけを依頼できるプランを用意している葬儀社もあるんです。

ただし、寺院によって対応が異なる、菩提寺の考え方によっては正式な葬儀を勧められる場合もあるため、菩提寺がある家庭では事前相談が欠かせません。

Q. 告別式を省略すると、香典はどう扱えばいいですか?

A. 受け取ることも辞退することも可能です。

火葬式では参列者が少ないため、香典を辞退する、家族間だけで受け取る、というケースが比較的多く見られます。

一方で、親族や親しい友人が参列する場合は、通常どおり香典を受け取ってもマナー違反ではありません。

香典辞退を希望する場合は、訃報連絡、案内状、電話などで事前に伝えておくと、参列者が戸惑わずに済むでしょう。

Q. 告別式を行わない葬儀でも、遺影写真は用意しますか?

A. はい、多くの場合で用意します。

火葬式や直葬でも、遺影写真、小さな花、棺飾りなどを準備し、故人を見送るケースが一般的です。

大きな祭壇を設置しなくても、遺影に手を合わせる、最後のお別れをする、という時間は設けられることが多いため「告別式がないから遺影も不要」というわけではありません。

最近では、自宅や安置施設で遺影を飾り、家族だけで静かにお別れをする家庭も増えています。

Q. 告別式なしの葬儀は、近所への説明に困りませんか?

A. 事前・事後に丁寧に伝えれば、大きな問題になることは少ないでしょう。

何も知らせずに火葬を終えてしまうと、「どうして知らせてくれなかったの?」「最後にお別れしたかった」と言われることがあります。

そのため、家族葬や火葬式で告別式を行わない場合は、「故人の希望により近親者のみで執り行いました」「葬儀は家族のみで済ませました」「お気持ちだけありがたく頂戴します」など、一言添えて知らせると理解を得やすくなります。

後日に弔問を受ける予定がある場合は、弔問を受け付ける日時、香典・供花の辞退の有無も併せて伝えておくと、不要な混乱を防げるはずです。

特に地域とのつながりが深い家庭では、近所や自治会への配慮も忘れずに行うことが、円滑な関係を保つポイントだと私は思います。

家族葬に告別式は必要かどうかのまとめ

  • 家族葬は「参列者の範囲」を示す言葉で、告別式の有無とは別の概念
  • 現在の家族葬の多くは、通夜・告別式・火葬まで行う二日葬
  • 通夜を省くと一日葬、告別式まで省くと火葬式(直葬)になる
  • 告別式の省略は費用・体力面のメリットがある一方、お別れの時間が短くなる
  • 親族や菩提寺との関係を壊さないためにも、事前の相談が欠かせない
  • プラン名だけで判断せず、通夜・告別式・火葬の有無を工程で確認することが大切
最後に管理人のひとこと
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正直なところ、私も最初は「家族葬=告別式なし」だと思い込んでいたんですよね。でも実際に母を見送ってみて、告別式ってやっぱり必要だったなぁ、と。短い時間だったけど、花を手向けながら最後にゆっくり顔を見られたのは、今でもすごく良かったと思っています。とはいえ、費用や体力の都合で省略したいご家庭があるのも分かります。だからこそ、菩提寺への相談だけは絶対に先延ばしにしないでほしい。これだけは声を大にして言いたいですね。あなたのご家族にとって、後悔のない形が見つかりますように。
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